近視治療の一種であるオルソケラトロジーは、特殊な形をしたハードコンタクトレンズを睡眠時に着用して行います。その特殊なレンズが角膜を圧迫して形を変えることで視力矯正をするのです。

メガネと比較した場合のメリットは、視界を遮る邪魔なものがないので激しいスポーツをプレイしやすいこと、誤って破損してしまう心配がないことです。
コンタクトレンズと比較すると、日中に外れてしまう心配がないこと、そのまま水泳ができることが挙げられます。
レーシック手術と比較すると、角膜を傷つけないため失敗して体を傷つけてしまうことがなく、レンズの装用を止めると36時間ほどで角膜が元に戻ることです。

注意点としては、暗いところだと視力が低下しがちなことと見え方の質が低下することが挙げられます。また、この治療法によるに視力矯正には限界があるため、比較的弱い近視しか矯正できないこともあります。これはコンタクトレンズによる角膜矯正の限界なので、強度近視の方は別の矯正方法を選ぶしかありません。そしてコンタクトレンズを使用しているため定期検査が必要な他、レンズを清潔に保つためのケアを継続しなければならないことも、人によっては不利益な点と言えるでしょう。