コンタクトレンズにはその外箱に、BCやDIAなどのアルファベットが記載されています。
BCとはBase Curve(ベースカーブ)の略称で、レンズ内面の曲率半径です。ハードコンタクトの場合、レンズが角膜にぴったりと合っていないと、傷がつく恐れがあるため、それぞれの角膜に合わせる必要があります。そのため、ハードコンタクトレンズは0.05mm刻みのように、細かい設定がされています。しかし、柔軟性があるソフトコンタクトの場合はBCに多少ズレがあっても問題なく使用できるため、BCの種類はハードレンズより少ないです。
一方、DIAとはDiameter(ダイアミターまたはダイアメーター)の略で、レンズの直径のことをさします。単位はBCと同じくmmです。例えば、DIA14.0であれば直径14.0mmです。市販のソフトコンタクトレンズの多くはDIA14.0mm前後です。ハードコンタクトの場合はDIA9.0前後の設定のものが多いです。
視力矯正目的ではないカラーコンタクトの場合は、黒目の見た目の大きさを変えるという関係上、目的に合致したしたDIA値や着色直径を選択して装用します。カラーコンタクト使用時の注意点として、直径が大きいと着色の直径も大きくなります。呼吸している角膜をレンズが覆い、角膜が酸欠になりやすくなります。